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読書16 ホンダのトップセールスであり、VWやダイエーの社長、横浜市長にもなった林さんの考え方が書いてある! 失礼ながらその売り方ではモノは売れません 林文子 

 

 

意見は完全に私見ですので、あくまで参考までにお願いします

S 4.5 ~ 5.0 [読むと思考が変わる]

A 4.0 ~ 4.5 [持っていて損はない]

B 3.5 ~ 4.0 [時間があるときに読みたい]

C 3.0 ~ 3.5 [読まなくても良い]

 

Instagram: @book_gateways

 

タイトル:失礼ながら、その売り方ではモノは売れません


評価:星3.9(B)

昔の時代で女性として働きホンダのセールスでトップまで上り詰め、VWやダイエーなどで社長を務め今や横浜市長をしている林文子さん。彼女の成功の裏には特別な才能というよりも細かく気の利くことや愚直さゆえに顧客からの信頼が得られていると思う。他社の製品を買ったとしても否定せずそれを褒めるという姿勢は非常に器の大きい、顧客目線での考えであり、本来のセールスのあるべき姿だとも感じた。

 

こんな人に読んでほしい

セールスの方や社会人で顧客と接する機会の多い方。気配りの必要な職場の方。女性で働いている方。

 

 

選書理由:本田でNo1の営業の仕方や女性としての働き方に興味を持った。

 

 

構成:貴重な営業での経験や働く過程で気をつけてきたことが書かれている。

 

 

感想:林さんの経歴は東レ、松下電器入社後ホンダに入社し翌月からトップセールスになる。10年後にはBMW入社、その12年後にはファーレン東京の社長に、4年後はBMW東京の社長に就任という輝かしい実績。営業と働き方の2点に分けてみていきたい。

 

まず営業について、ホンダ社長の営業研修ではこう売るということは一切なく、1台お買い上げしていただいたら洗車とワックスをかけて出すという、アフターケアを大事にすることを教わった。 入社後は8時から5台の車を洗車し、9時半からは一日100人の人と言葉を交わすことを目標にしていた。展示会などがあればその日のうちに答礼訪問に向かうようにしていた。このように基本的なことを確実に実行することが大切である。

 

 

コミュニケーションはかなり工夫されていることが多い。笑顔で始まって次にお客様を褒めて、お客様の人間的な面に興味を持ち世間話をする。顧客は一人の個人として扱われた時にじんわりと喜びを感じるからである。案内のときはなるべくお客様との距離を詰めるようにし、お客の買うテンポで話の長さを合わせる。声のトーンはやや低めでゆっくりで、よろしかったでしょうか、大丈夫ですか、〜じゃないですかといった流行語の言葉使いには注意をする。目線は見過ぎも、みなさすぎもよくないので相手の眉間のあたりを見る。

 

 

高価なブランド物を買う理由は信頼、安心、希少性であると言われている。車を買う動機というのは、1デザイン、2性能,3営業マンが占めていると言われている。何より、モノを買うというのはエンタメである。なので、営業は基本的に明るく、暗くなりがちな人はシャツやネクタイの色を明るくするという工夫をすべきである。特に良くないのが、ちょっと身を引いた感じでお客様を観察する人や自分のセールストークに酔う人である。営業としてできることはやはりニーズを読むことであり、例えば夏の暑い日にクーラーの買い替えにきた人にまずそれはお困りですねと言えるかどかが大事である。また、お客様が他社製品を選んだとしても否定はせず肯定することで今後の信頼感に繋がる。お客様の表現力が乏しい場合もあるので、シートは身を包み込むようだとか営業が表現を補うのも大切である。

 

 

次に働き方について、管理職として部下を持った際に注意していたことは、業績に関して叱るときはみなの前で、ミスや人格に関わることは個別にする。叱るときも褒めることは忘れない。そして、コミュニケーションを大切にしていて、お昼は何を食べた?など相手を気遣っていた。

 

 

最後に女性へのアドバイス7箇条が書かれていた。1男性で個人を大事にする人は、相手の性も大事にいする 2女性はどうも理由なき群れがち。少なくとも正義感があるのか、それが人と群る時の基準 3常により大きな視点を持つことを心がける 4情緒で判断するのではなく、理性で判断する 5いつも爽やかに、そして魅力的に 6人の意見を聞いたら噛み砕いて、あなた流に言い換えること 7仕事人間になること、そして家庭人間になること(これは男性も同じ)

 

今回の本です。

 

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