今回は新宿御苑についてです。
国民公園の一つで、環境省所轄の旧皇室庭園です。全国には、新宿御苑、皇居外苑、京都御苑があります。
大きさは18万坪で東京ドーム18個分です。
歌川広重の四つ谷内藤新宿でも描かれている場所に位置している。昔は、譜代大名の屋敷があった場所でもあり、その名残として玉藻池がある。
内藤新宿試験場で日本の新しい農業をという国家プロジェクトが始まり、1879年には内務省から宮内省へ移管され植物御苑となった。そのため、かも場や天皇に出される植物が育てられていた。皇室行事などで使われる洋ランや花も栽培、研究されていた。
このように意外?にも植物研究の歴史は古く、自然界に帰る場所を失った植物の手指の冷凍保存をしていたり。国産第一号となるフクバイチゴ、フランスからの種を研究したメロンが栽培されていた。1919年には新宿高野で贈答用として人気となった。
これらを支えたのが日本園芸の父福羽逸人であった。
その他、スズカケノキやユリの木を育て、東京の街路樹とした。
旧御涼帝
昭和天皇の結婚記念に台湾在住の日本人から送られたもので、閩南様式となっている。
幻のゴルフ場
1922年9ホールのゴルフ場ができ、池から出てきたかつてのゴルフボールは今では貴重な資料として展示されている。8,9番の中池のロストボールである。
幻の宮殿
鈴木誠がベルサイユ宮殿のようにと、ベルサイユ園芸学校教授のアンリマルチネに学び、宮殿を立てようとした。しかしながら、日露戦争で出費がかさみ頓挫した。画像の右下です。
歴史を知ると面白いですね!!
ではまた
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