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読書No.47 人生の9割は歯で決まる 中谷宇一郎 [歯医者選び] 歯磨き 虫歯 歯周病 

読書47
タイトル:人生の9割は歯で決まる
著者:中谷宇一郎
評価:4.6(s)

 

 

今回は北海道に歯科医院(*デンタルオフィスユー大通公園歯科クリニック)を開業してらっしゃる中谷宇一郎さんが書かれた人生の9割は歯で決まるという本です。歯についてなんて珍しいジャンルを選んだと思われる方もいるかも知れませんが、著者の言葉を借りれば、人の体の入り口は口と言うように栄養素はほとんど口から摂取します。また、歯の矯正や見栄えを整えることで笑顔でいることが増え、人生が好転する人が経験上多いといっています。もし、歯について普段から気にしていない人や定期検診に行っていない人は、一度このような本を手に取ることを強くお勧めします。

 

[本の内容]

本の内容についていくつか紹介してみます。

 

まず、日本の保険制度が限界があるということです。なぜなら応急処置、最低限生活に支障が起こらないよう食事で噛むことができるようにするための治療に適応するために作られているからです。簡単に言えば、予防歯科ではなく痛くなった人への治療に重きを置いています。一方で北欧の国スウェーデンでは20歳まで医療費が無料なので国民の8~9割の方が定期検診に行くそうです。

70歳の時点で日本が16.5本の歯が残っているのに対して、スウェーデンでは21本ですので、その差は歴然ですね。また、80歳まで行きた場合に痛みがあるたびに行く人は400万円、定期検診に行く人の場合は150万円の治療費用で済むと言われています。

 

長期的視点で見ればコツコツ検診に行ったほうが安上がりなのです。日本の保険制度も方針を変えるべきですね。。。。

 

長く書きましたが要は定期検診に行くべきということです。

 

そして本の中には、歯医者の選び方、歯のケアの仕方が書いてあります。

道具を滅菌しているか、顕微鏡を使っているか、写真を撮るか…etc、歯医者目線での色々なチェック項目を教えてくれます。コンビニの数以上あると言われている歯医者ですから慎重に選びたいですよね。

 

自由診療も視野に入れるべきという部分もとても参考になりました。銀歯の耐用年数が5年程度であることや、銀歯に含めれるパラジウムの悪影響は全く知らなかったのでとても参考になりました。医療先進国のドイツでは、パラジウムフリーを推奨しています。

 

 

このように歯の治療や虫歯・歯周病の怖さについて私たち患者自身知識をつけることで定期検診に行くようになり、結果手に歯の健康が守られ、日本の医療費が削減されれば国民、政府に取って最善なのではないでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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