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読書10 高寿命と言われるLED LED照明信頼性ハンドブック 

 

意見は完全に私見ですので、あくまで参考までにお願いします

S 4.5 ~ 5.0 [読むと思考が変わる]

A 4.0 ~ 4.5 [持っていて損はない]

B 3.5 ~ 4.0 [時間があるときに読みたい]

C 3.0 ~ 3.5 [読まなくても良い]

 

Instagram: @book_itachi

 

タイトル:LED照明信頼性ハンドブック(第2版)


評価:星3.7(B)

LEDの信頼性についてまとめられている、全体を学びたい人には通常のハンドブックがオススメであるが、信頼性についてもみておきたい人はよくまとめられているのでオススメです。

 

こんな人に読んでほしい

高寿命と言われているLEDの信頼性について興味がある方。

 

 

>>以下、まとめ感想メモです。

 

私の選書理由

20世紀の大発明と言われたLED。サイクロン掃除機で有名なダイソンの長男がLEDの照明寿命について、まだまだ現段階では技術は生かされていないと述べていた。フィラメントの電球は熱で切れてしまうのだが、LEDはどの部分が寿命に拘るのか知りたくなった。

 

構成:

本書構成としては、LEDの劣化の原因について細かく部品ごとに説明されていた。

 

感想:

LEDの故障はバスタブカーブと言われていて初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期に分けられている。横軸に作動時間たて時間に故障率をとるとバスタブの形のようにU字型の形になる。初期と偶発は文字通りであるので摩耗故障について触れていく。

 

LEDの劣化は光束維持率が70%になるとか50%になるかといった具合で定量化されているケースが多い。熱による劣化を考慮したアレニウスモデル、温度だけでなく圧力も考慮したアイリングモデルや累積損傷モデルがある。

 

 

今回アレニウスモデルについて考えていく。このモデルでは、アレニウスの法則から反応速度 = A*exp(-Ea/kT)と考えられ、寿命はこの逆数であるのでL = B*exp(Ea/kT)となる。両者の対数を取り、縦軸にlnL、横軸に温度の逆数をとると右肩上がりの一次関数の式で寿命が表現される。ここで用いられた定義は以下であるEa=物質固有の定数である活性化エネルギー、k=ボルツマン定数、T=p型半導体とn型半導体の界面のジャンクション温度。

 

樹脂の劣化の原因としては、格子振動により樹脂の炭素二重結合を開環し、外部の水分と結合した酸化物と結合し発色団となってしまう。」

余談にはなるが、青色光に黄色蛍光体を組み合わせたものには、演色性が低い、混色比が方位によって異なるという特徴を持つ。

 

参考までに本書のリンクです

 

 

 

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