なんのために勝つのか。 (ラグビー日本代表を結束させたリーダーシップ論)
廣瀬俊明
選書理由: 実際に講演を聞く機会が偶然あったため。
構成: ラグビーでの体験をベースに書かれている
感想:
気になった部分を箇条書きで記す。
(1) [試合に向け映像を用意したり、戦術を分析したりした]
ラグビーってこういう部分も選手がやるのか、何よりできるが知的で良いなと思いました。
(2) [日本代表では子供たちの憧れと言う大義があった]
会社でも大義を持つところが持続的な成長をしているので頷ける
(3) [エディージョーンズさんは選考の際に人間性も重要視していた]
こう言うところがエディーさんっぽい、人間味を感じます。
(4) [高校時代には、ハーフタイムにて戦術変更を監督にお願い]
今ならまだしも、昔の体育会系で自分の意思を表示できるのは素晴らしいリーダーシップですね
(5) [東芝で日本一のキャプテンになるため、お酒を断つ制限をしていた]
自分ルールを作り制約をすることは意思を強くする効果がありそうです。
(6) [高校時代に推薦枠を勝ち取り、慶応理工学部へ]
文武両道ですね。
(7) [途中でキャプテンがリーチ選手へと移行]
確かにリーチ選手がキャプテンのイメージがありますが、廣瀬選手にはW杯の時期などうまく重なって欲しかったなと思いました。
(8) [日本代表ではヘッドスタートという朝練があった。これは相手が寝ている間にも進化しようという考え]
とても辛そうではあるが確実に実力は伸びますね。有名な経営者もよく、5時とかに起きると言いますし、ヘッドスタートは大事な概念かもしれません。意思の強さは分野を問わず大切ですね。
評価:星3.5(B)
ラグビー選手の本って貴重ですよね、あまり聞けない話が載っていました。ただし一点、Amazonの評価が高いのはラグビーファンの方がレビューしているかと思います。この点には購入する際に注意した方が良いです。というのもラグビーでの体験をベースに書かれているので、そこが共感できなければ筆者の主張に同調しづらいです。
こんな人に読んでほしい
ラグビーに興味ある人、最近知った人のレベルでも読めます。
意見は完全に私見ですので、あくまで参考までにお願いします
S 4.5 ~ 5.0 [読むと思考が変わる]
A 4.0 ~ 4.5 [持っていて損はない]
B 3.5 ~ 4.0 [時間があるときに読みたい]
C 3.0 ~ 3.5 [読まなくても良い]
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