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読書No.46 日本人よ イビチャオシム

2022年はW杯イヤーということで元日本代表の著書を今回は選択!

 

読書46
タイトル:日本人よ
著者:イビチャオシム
評価:3.5(B)

こんな方にオススメ
日本人の特徴を知りたい・ビジネス・サッカー好き・日本代表

 

 

 

[本のご紹介]

サッカーとは人生である。なぜなら、人生で起こることは全てサッカーであるからだ。しかもサッカーではもっと早く、もっと凝縮して起こる。オシム監督のこの言葉は、なんで人々がサッカーに魅了されるのかが表されていると感じらた。

 

 

彼の日本人に対する考察を2つ紹介する。一つ目は、”今の日本人が勤勉であるかどうか疑問だ。現在の日本人は非常に高い生活水準を保っているが、それは勤勉だった先代の恩恵である。”このことについては全く同感であり、今後日本の研究分野においてノーベル賞受賞者が今のように頻繁に出るかは不明であるし、産業が成長していくかも確信は持てない。体感として、日本全体に高度経済成長期のような活気や戦後のハングリーさは感じられない。

 

二つ目に、”日本人は伝統的に責任を他人へ投げてしまう。工場ならばそれで機能するかもしれない。全てを取締役に押し付ければいいからね。しかし、サッカーは違う。サッカーは上司も労働者も全員が一緒にいるのだから。”このことについては日本の会社や政治を見れば納得がいく方が多いと思います。この2つの指摘は日本人として図星であり、ドキっとした。

 

 

日本サッカーに対しては自分の頭で考えることを強調していた。そして何より、世界の模倣ではなく日本人らしさとは何かを自分たちで考えて欲しいと終始訴えていた。
”まずは自分の頭で考えて欲しい。日本人は世界最高のものを模倣している。まずはそれをやめるのだ。客観的に自分の力を見極め、そこから自分の道を探して欲しい。”

 

 

[読書による変化 Before → After]

読書前(before):外国監督ながら、日本人に合わせたサッカーのプレイスタイルを目指そうとした珍しい監督の考えを知りたかった。

 

読書後(after):日本人の特性がサッカーに表れていると感じた。整備されすぎた日本では自分の頭で考える人がかなり少ないのではと共感した。

 

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