意見は完全に私見ですので、あくまで参考までにお願いします
S 4.5 ~ 5.0 [読むと思考が変わる]
A 4.0 ~ 4.5 [持っていて損はない]
B 3.5 ~ 4.0 [時間があるときに読みたい]
C 3.0 ~ 3.5 [読まなくても良い]
Instagram: @book_itachi
タイトル:<未来IT図解 これからのIoTビジネス
評価:星3.8(B)
本書はIoTがどのように我々の生活や仕事が変わっていくのかということについて上手くまとめられている。IT業界の経験のない私でも通読でき、イマージを大まかにつかむことができた。IoTについて興味のある人にとって初めの一冊としておすすめです
こんな人に読んでほしい
これからIoTでどのように世界が変わるのか知りたい人。IT業界に興味を持ち、産業の全体像を知りたい人。
>>以下、まとめ感想メモです。
私の選書理由
5G、自動運転と未来の技術を語る単語を耳にする機会が増えた。そんな時代に自分がどう身を投じるべきか考えるためIoTについて知りたくなり本書を手に取った。IoTに関する技術、そしてそれぞれの産業にどのように影響するかを知りたい人は図解もあり読みやすい本なのでぜひオススメである。
構成:本書構成としては、IoTの仕組みや構成について書かれた後、それぞれの産業にスポットライトを当て、現在開発中の技術とともに詳しく説明されている。
感想メモ
IoTはInternet of Thingsモノのインターネットのことを言っていて、今後人手不足の解消に役立つと言われている。そして具体的に3つの役割に分割することができる。一つ目は情報の収集.転送であり、センサーで検知された情報をインターネット経由でクラウド上に転送することである。二つ目に、情報の蓄積でいわゆるビックデータと言われている。最後に、情報の分析.活用であり、AIでのデータ分析が期待されている。体で例えると、神経がインターネット、脳がクラウドのようなもので、それらにより手足であるモノやロボットが動かされているようなことである。ちなみに通信技術として、LPWA(Low Power Wide Area)という広域.長距離通信/低消費電力/低ビットレートの通信があり、SIGFOX, LoRA, NB-Iot等がある。以下それぞれのシーンでどう応用されるか箇条書きで
日常
私たちの生活はどう変わるのか、自宅での生活はスマートホーム,HEMS (Home Energy Management System)のように自宅の電力代のようなエネルギーがIoTで管理されたり、会社においてはウェアラブル端末により健康に気をつけ企業の業績向上を狙うといったことが期待されている。照明に関して言えば、集中するときや本を読むときなどシーンに合わせて光を変化させることができるとも考えられている。
農業/漁業/製造業
KDDIからは、作業員がリストバンドやベルトなどをして脈拍や周辺の気温を測定し状況判断の手助けをし、熱中症の予防に努めるサービス。漁業に関して言えば、NTTドコモがブイにセンサーをつけ養殖の最適化を、KDDIが定置網の漁獲量を予測し引き上げのタイミングを判断することを期待されている。運送業については、富士通からドライバーの脈拍から眠気を検知するFEEELythm、高速バス大手のウィラエクスプレスも眠気検知センサーを導入している。
流通/サービス業:
スマートホステル、&AND HOSTELでは、鍵、照明、室温等がスマートフォンで操作できる。
インフラ/金融:ガスなどの検診をセンサーで自動化するスマートメーターや、指輪型の端末をつけ決済をより簡単にするMcLEARという商品も開発されている。
医療/介護:
介護の現場ではベットや天井などにバイタルセンサーをおき、脈拍、呼吸、体の動きを検知したり、内臓の動きをモニターし排尿のタイミングを判断する。
IoT社会のこれから:
健康ウェアラブルFitbitや、小松製作所が建設機会の稼働状況や燃料の管理を行うKMTRAX、株式会社京なかが提供するKOIというサービスはIoTとビーコンを使い性別や出身国からその人に最適な飲食店や観光地をスマートフォンで通知することで外国人観光客の観光消費の分散化を助けるといったものがある。
これらの日本の新たなサービスで世界がどう変わるか楽しみです。
参照した本のリンクは下に貼っておきます〜
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