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シングルタスク デボラ・ザック [螺旋丸と雷切の共通点] 読書33

読書33:SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

 

 

選書理由:常に仕事に追われて、あたふたして充実感のない毎日を送っていたから。

 

構成: 3部構成で、なぜマルチタスクは避けるべきか、実際の場面での考え方、実践テクニックです。

 

 

まとめメモ:

 

感想:みなさんはずっとせわしなく働いているのにちっとも達成感がない日々を過ごしていませんか。そんな方はマルチタスクという幻想に囚われているかもしれません。1度に1つの作業に集中して生産性を上げ、日々に充実感を得ませんか。

 

マルチタスク信者の方も沢山いると思うので、まずはマルチタスクがなぜやめるべきかを説明する。最大の理由は、そんなことはできないし充実感がなくただ疲れだけがより溜まるだけだからだ。現代に生きる私たちは、しなければならないことが多すぎて時間が足りないと感じる方が多く、これは気をつけないと永遠に続くこととなる。なぜなら、昔に比べて現代はテクノロジーの発展により常に情報が溢れかえっていて、私たちは常にアクセス可能であることを求められるからだ。そして主にスマホはアクセスの窓口として我々の注意を引き、常に邪魔をする。これを元マイクロソフトのリンダストーン氏は継続的な注意力の断片化と呼でいる。注意力が散漫し、マルチタスク化してしまうと情報の流れが遮断され長期記憶ではなく短期記憶へと分断され、それでも印象に残らなければ記憶は捨てられてしまうのだ。まさに自分自身を断片化し、記憶というザルからスルスルと抜けているようなイメージだ。これが充実感を無くし、疲れだけが溜まりやすい原因と言える。とはいえ、人間は新しさを求める生き物であり、外部からの刺激が現状に変化を起こすとアドレナリンが血流にめぐり目の前のタスクより新しいタスクに注意が向くようにできているので、根本的に意識を変えないといけない。

 

 

ただし、全てにおいてマルチタスクを避ける必要はない、ここがマルチタスク信者を生んでいるポイントと考えられる。例えば、音楽を聴きながら、人と話しながら運転はできるし、マルチタスクじゃないかということだ。脳の同じ部位を使わないものであれば記憶の取り合いが起きないので、マルチタスクは片方が自動的に行えるものであれば可能であるとされている。イチロー選手も、会話をしながら投球練習していると翌日の体の負荷があまりないと言うが、一般的な筋トレをするときは逆に意識して鍛えろと言われる。要はフォームの確認か、体に負荷をかけるかなどの目的に依存する。先ほどの例で言えば、日常の家族との会話であれば運転しながらでもできるが、憧れの俳優や選手とのインタビューを運転しながらすべきだろうかと言うことだ。こう考えると、昔から疑問に感じていた音楽を聴きながら勉強というのはほとんどの場合しない方が良いと個人的には合点がいった。

日常で行動として心がけることは、優先順位をつけることで複数の要求に晒されて圧倒された脳が機能しなくなるのを防ぐことや、毎朝3~5分使い仕事の予定をイメージすることだ。

 

 

実践例としては、元国務長官のキッシンジャー氏とのエピソードがしっくりくる。「お礼を言うときに目を見続け、1度も他の所に注意をそらすことなく、僕だけに意識をむけてくれていた。一生忘れないだろう」わずかな時間でも集中することによし自分に対して敬意を持って接してくれたことを忘れないだろう。これはただ聴くだけのアクティブリスニングで信頼されると言うことに似てもいる。恋愛に使えそう。

 

Youtube では[螺旋丸と雷切の共通点]という副題で話しております。

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やっぱり評価は4.5位と高いよね、納得です

 

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