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読書8 生活に欠かせない照明 今世紀の照明に革命を起こししたLEDについてまとめられた  LED照明ハンドブック 

 

 

意見は完全に私見ですので、あくまで参考までにお願いします

S 4.5 ~ 5.0 [読むと思考が変わる]

A 4.0 ~ 4.5 [持っていて損はない]

B 3.5 ~ 4.0 [時間があるときに読みたい]

C 3.0 ~ 3.5 [読まなくても良い]

 

Instagram: @book_itachi

 

タイトル:<LED照明ハンドブック(改訂版)


評価:星3.7(B)

LED照明に興味があるのであれば非常によくまとまっている本である。少し前提の数学的知識も必要であるとも思えるが、上手く深みにはまらず書かれているので納得しながらLEDについて理解を深めることができる。

 

こんな人に読んでほしい

LED照明に携わる人はもちろん、LEDがなぜ光り照明に用いられているのか興味がある人。

 

>>以下、まとめ感想メモです。

 

私の選書理由

20世紀の大発明と言われたLEDで、日本ではノーベル賞を受賞した中村修二先生もいることから親近感の湧くものである。しかし、実際にはどういう原理で光るのかそして何がすごいのだろうという部分はあまり知らなかったので本書を手にした。

 

 

構成:

本書構成としては、LEDの歴史や発光原理そして部品の詳細を図を用いて説明している。

 

 

感想:

LEDの歴史をとてもかいつまんで話すと、1907年にサンドペーパーの研磨剤であったカーボランダム結晶に電圧をかけると光ったことが初まりである。その後、1962年に赤色、1968年に緑色長く空いて1993年に青色LEDの販売が開始された。

 

ではなぜこれまで中村修二さんも大きく貢献した青色LEDが人々に切望されていたのか。それは、人々の生活に必要な太陽光と同じ白色光として利用するためである。人の脳は赤、緑、青色の全ての色が混ざると白色と感じるため青色は欠かせないピースであったのだ。

 

 

白色光を実現されるためにLEDでは3つの手法がある。一つ目は、青色LEDに黄色を発する蛍光体を被せ白色光にするもので明るいという長所と青白いという短所がある。二つ目に、近紫外LEDに黄色を発する蛍光体を被せたもので綺麗な色という長所があるが、明るくないという短所がある。三つ目に赤緑青色発光体を並べるものである。綺麗な色が出る反面それぞれ出力の異なる分明るさの調整が難しい。

 

 

パッケージ部品のエキシポ樹脂はチップを外部から守ることやチップと空気の中間の屈折率を持ち効率よく光を取り出す。しかしながら、短波長光や高熱に弱く紫外や青色で発光するLEDや発熱量の大きいLEDでは劣化しやすいためセラミック材料に注目が集まっている。

 

 

最後になってしまったがLEDの発光原理をごくごく簡単に説明する。電子が動くn型半導体と正孔(電子が抜けたホール)が動くP型半導体を接合した半導体に電流を流すとその接合部分から発光する。これは電子と正孔が結合した時にエネルギーが発生しそれが光や熱という形で発散されるのである。

 

 

参考までにリンクをどうぞ

 

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