var vc_pid = "887816750";

読書3 投資としても注目されるアート作品、数年後には〇〇倍の値段に!?  教養としてのアート投資としてのアート 

 

 

意見は完全に私見ですので、あくまで参考までにお願いします

S 4.5 ~ 5.0 [読むと思考が変わる]

A 4.0 ~ 4.5 [持っていて損はない]

B 3.5 ~ 4.0 [時間があるときに読みたい]

C 3.0 ~ 3.5 [読まなくても良い]

 

Instagram: @book_itachi

 

 

タイトル:教養としてのアート 投資としてのアート

 

 

 

評価:星3.9(B++)

現代アートのブームは日本でおきていて、草間さん、村上隆、奈良美智など皆さんも一度は聞いたことがあると思います。現代アートの魅力は何と言っても存命の作家さんの作品ですので理解しやすく同じ時代を生きたこともあり共感しやすい所です。しかしながら、値段や敷居の高さゆえにアート作品を買うということはあまり馴染み深いものとも言えません。そんな人の背中を押してくれるのが本書です。文章もわかりやすくよくまとまっているので素人でも読みやすいです。

 

こんな人に読んでほしい

現代アートに興味があるがまだ作品を購入したことがない人やアートへの投資を考えている人は読んでみると良いです。

 

 

>>以下、まとめ感想メモです。

 

選書理由:

 

最近アートが何十倍もの値段になったとして、投資として側面があると言われているが実態はどんなものなのか。なぜ金持ちはアートを買うのかという純粋な疑問を持った。

 

構成

 

本書構成としては、マルセルドゥシャンが大きくアートの概念を変え、その後のアート市場がギャラリーやオークションによって形成されたかが述べられている。それを踏まえた上で、最初の一歩として購入する際のアドバイスがある。

 

感想:

 

美術といえばどれだけ美しいかという所謂造形美のイメージが今もなお強いが、それを大きく覆したドゥシャンというフランス人アーティストがいた。彼は、既製品の便器にサインだけをした泉という作品を匿名で出品した。この作品が時代を大きく変化させた理由は芸術の定義が目で鑑賞する美しいものから考え方(コンセプト)をアートに変えてしまったのである。これからするに、値上がりする作品というのは今後の美術史にどのようなインパクトをもたらすのかということが大切であるかがわかる。感性重視ではなく、どういった発明であるかそしてどのようなインパクトかを見極める必要がある。具体的に、まずは誰もが知るアンディーウォーホール、彼の発明とは何かそれはシルクスクリーンプリントで安価に大量生産を可能にしたのである。インパクトは、彼のファクトリーでは有名人を含めたパーティがありそこで多くのムーブメントを起こし、芸術家が有名人の下請け人ではなく同等であることは波及させた。次にジャクソンポロックについて、発明をいう点ではイーゼルに乗せて描くのではなく床に寝かせてドリップしながら描く斬新な技法。インパクトについては、抽象表現主義を牽引し美術の中心地をパリからニューヨークへ移したという功績がある。これには、1930年代の連邦美術計画や、ユダヤ教の偶像崇拝禁止が抽象主義の発展を助けたとも言われている。

次にアート市場は世界で8兆円(日本は500億)あり米が3兆、中国が1.5兆をしめる。日本はGDPが世界の6%を占めるがアートではわずかに0.6%である。どのような種類があるかというと、一般にギャラリーが売買するプライマリーとオークションといった中古品を扱うセカンダリーがある。それに加えてアートバーゼルのような世界規模のアートフェアがある。世界の主要な株価と比べても割りの良い投資と言われていて、富裕層の約5%のポートフォリオを占めると言われるアートの買い方について述べたい。

 

迷いに迷う初心者に対していくつか注意点を教示してくださっている。(1)セカンダリーで値を上げる仕組みを持たないギャラリーでの購入(2)作品が作成を続けるか、そして時代を映しているか(3)アーティストを見極める(i)貪欲さ。執着心があり、諦めずにセルフプロデゥースしファンを増やしていけるか(ii)地頭が良い。自分の立ち位置を理解し、需要がるか判断できる(iii)出会いを繋げる。時間的制約がある中徹底的に付き合う人か否かを見極める。買ってくれる人というよりは自分のメンターを見つける。

投資としてのアート購入の鉄則
(1)同じアーティストの作品ばかりを買わない

(2)嗜好に偏りが出るので、同じギャラリーからばかり買わない

(3)上手いと魅力的だが写実的な作品を買う前には立ち止まる

(4)ギャラリーと作家が議論した上で推しているであろう代表作を買う

(5)より情報を得るためにギャラリーでは扱い作家のファイルを見せてもらう

(6)どこに飾るかではなく何を所有するかが大事

(7)プロの作家から買う。

 

 

これらを踏まえて10万円程度の作品をまず購入して見よう!!

 

 

 

参照した本のリンクは下に貼っておきます〜

 

Amazon.co.jpアソシエイトのプログラムを利用して、ご協力いただいた収益は実験的なカスタムに使われます

コメント

タイトルとURLをコピーしました