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読書26 経済界の重鎮らは幼少期に何を教わり どう育てられたのか 母の教え 人格は3歳までに決まる 永守重信 

 

永守重信

 

選書理由:共働きになり母親が家にいる時間は減少してきている中、母親という存在がどれほど重要であるかを再認識するため

 

構成: 実業界で活躍している経営者の母親の教えを列挙している。

 

評価:星3.9(B): 有名な経営者の体験が多く、理解しやすく読みやすい本です。内容は普段聞けないような貴重な内容です。印象的なのは日本電産永守さんの1番への固執、新幹線の席や銭湯の下駄箱の番号も1にしてしまうこだわりようとは驚きました。あとは伊藤園会長、本庄さんの部分で引用されている安岡正篤(まさひろ)の清規と陋規(せいきとろうき)という表と裏の道徳の二面性は、興味深く安岡さんの本も読んでみたいなと思いました。裏の道徳、例えるのならヤクザに関する映画やドラマがヒットする理由もこの道徳に由来するのではと思いました。経済的な成功ということに偏っているため(ブレがなく良いことでもあるが)、ギリギリAではなくBに致しました。

 

意見は完全に私見ですので、あくまで参考までにお願いします

S 4.5 ~ 5.0 [読むと思考が変わる]

A 4.0 ~ 4.5 [持っていて損はない]

B 3.5 ~ 4.0 [時間があるときに読みたい]

C 3.0 ~ 3.5 [読まなくても良い]

 

 

感想:特に気になった4名について書いてく。

 

(1)日本電産 永守重信

・[人の倍は努力しなさい、一番以外はビリ]この教えがあったからか、銭湯の下駄箱も、新幹線や飛行機の座席の番号も一番にしている。365日働いているのは、自分が凡人だと思っているから。オリンピックのレベルともなるとその差は紙一重である。赤字会社をよく買収するが、やることが甘い、遅い、中途半端。本来はその逆の、早い、完璧、厳しいである。

 

 

 

(2)シダックス 志太勤

[母は戦後、学校用の靴を作っていた]先生にサイズを聞き取ってもらい、利益も折半していた。サイズがバラバラであっても、近くの学校全てを相手にすることで規模化しカバーしていた。靴も自分で作るのではなく、工場で作ってもらっていた。まさにビジネスマッチングであった。

 

(3)伊藤園会長 本庄八郎

・[あると思うな親と金、無いと思うな運とツキ] 安岡正篤(まさひろ)の清規と陋規(せいきとろうき)のように表の道徳と同時に裏の道徳の重要性も理解していた。

・[山より大きなイノシシはいない]猪は急に出てくるから大きく見えるが、山より大きなものはいない。どんなことが起きてもびっくりするな。

・[お金が無くても身銭をきれ、そうでないと人は信用しない]部下に食事をおごるときに領収書を切るな

・父からの教えに[お客様を第一とし、誠実を売り、努力を怠らず、信頼を得るを旨とする]

 

 

(4)小松ストア 小坂敬

・千鳥ヶ淵のフェアモントホテルを手がけていた、これは三井家が財閥解体で手放さざるを得ないものをGHQなどから言われて外国人向けホテルにした。お金が無かったが思い切った。

 

 

 

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