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読書37:ル・コルビュジエ 建築の講義

選書理由: コロナによりソーシャルディスタンスという言葉が出るなどして日常生活の距離に変化が起きつつある。コルビュジエは、人間の体の大きさをもとに建築の寸法を考えるモジュロールを提唱したが、そのモジュロールはコロナを超えて変わるのかという話を仕事で聞いて気になり選書した。

 

読書37冊目 ル・コルビュジエ 建築の講義 [リンクです]

感想:結論から言うと学生への対話がメインで、モジュロールについて本書では触れられていません。この本を読んで一番感じたことは、一般の人にとって建物は身近な物であるあまりか深くは考えていないが、”貴賎の別なく生み出されたガラクタが地上を埋め尽くした”や”家は宮殿であるといった確信に動かされてきたのだ。尊厳を感じる心こそが勝利するのだ”と発言するコルビュジエは家について深く考察していた。自分自身の日常に置き換えるともう少し感性を広げていきたいなと感じた。”自由でまだ何ものにも囚われない若者だけが新しい建築を育むことができる”と発言するようにこの本は次世代を担う人に向けたコルビュジエの意志が感じられる。

 

 

評価 星4.4(A):

 

偉大な建築家も家というものを重視していて、家と都市計画は切り離すことができないと語っていた。ミクロな視点とマクロな視点の両方から、考え抜いて都市の計画をしていたと思われる。建築家という仕事は失敗できないし、本当に考え抜く深い思考がかっこいいです。自分の家に尊厳を感じるか?これは大事な問いであると共感しました。本を読んでも自分が理解できない部分はまだまだあるので何回か読み返そうと思います。理解できていたらS評価であったかもしれない。

 

 

意見は完全に私見ですので、あくまで参考までにお願いします

S 4.5 ~ 5.0 [読むと思考が変わる]

A 4.0 ~ 4.5 [持っていて損はない]

B 3.5 ~ 4.0 [時間があるときに読みたい]

C 3.0 ~ 3.5 [読まなくても良い]

 

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